福岡シルクロード展 Fukuoka Silk Road

荒木希代と甲斐ゆきの「福岡シルクロード展」はかた伝統工芸館で開催

最終更新日: 2022年12月17日

はかた伝統工芸館友の会の会員である、博多織伝統工芸士・荒木希代とクリエイター・甲斐ゆきの、2名のコラボレーションによる展示会「福岡シルクロード展」が開催されます。

福岡シルクロード展では、荒木希代と甲斐ゆきのが絹糸という共通素材で、それぞれ別の技法を使い、8つのテーマで作品制作しています。

博多織の着物や帯、その制作で使った絹糸で作られたネックレス、ブローチ、アクセサリーなど60点ほど展示・販売します。

みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

福岡シルクロード展

1.期間: 2022年12月13日(火)~ 18日(日) 6日間

2.時間: 9:30 ~ 17:30 *入場は17:00までにお願いします

3.入場料: 無料

4.作家: 博多織伝統工芸士・荒木希代、クリエイター・甲斐ゆきの

5.展示内容: 博多織・着物、帯、ストール、スカーフ、ネックレス、ブローチなど

6.場所: はかた伝統工芸館
  住所: 〒814-0001 福岡市早良区百道浜3丁目1-1 福岡市博物館2階
  TEL: 092-409-5450
  休館日: 毎週月曜日

福岡シルクロード展 2022年2月13日から18日 はかた伝統工芸館 博多織伝統工芸士 荒木希代 クリエーター 甲斐ゆきの
福岡シルクロード展

8つのテーマ毎に分かれて展示されています。8つのテーマは、「原点」、「蝶」、「紅葉」、「蜘蛛」、「モノトーン」、「蘭」、「青い鳥」、「春」です。

福岡シルクロード展 テーマ「原点」
福岡シルクロード展 テーマ「原点」

テーマ「原点」は、荒木希代が行う「まゆ姫の夢プロジェクト」で初めて養蚕して製糸した絹糸を使って製作した博多織の着物を使って作られた作品です。絹糸は蚕の主食である桑で染められています。

まゆ姫の夢プロジェクト」は、養蚕、製糸、染織、織と、絹糸の始まりである蚕から博多織の製作まで一貫して行う、2011年から続く活動です。養蚕、製糸は糸島市志摩で、染織、織は福岡市内で行われています。

福岡シルクロード展 テーマ「蝶」

テーマ「蝶」です。帯に使用した絹糸で蝶のアクセサリーが作られています。着物に帯をしめて、蝶のブローチをつけたらとても粋なスタイルになりそうです。濃紺のストールは絞り染めです。

福岡シルクロード展 テーマ「紅葉」

テーマは「紅葉」。まさに秋の装いの着尺「秋深し」は、第120回博多織求評会での福岡商工会議所会頭賞受賞作です。

福岡シルクロード展 テーマ「蜘蛛」
福岡シルクロード展 テーマ「蜘蛛」

「蜘蛛」がテーマのこの作品は、見ているとだんだんかわいくなってくるから不思議です。蜘蛛は子孫繁栄や幸運の前兆など縁起が良い生き物とも言われています。

機織りで使う生糸がからまったものを蜘蛛の糸に見立てているそうです。会場では糸を触ることができます。

福岡シルクロード展 テーマ「蘭」
福岡シルクロード展 テーマ「蘭」

テーマ「蘭」には、胡蝶蘭の着尺とブローチがとても印象的です。蘭のブローチはヘアアクセサリーにも作り替えることができます。

福岡シルクロード展 テーマ「青い鳥」
福岡シルクロード展 テーマ「青い鳥」

色鮮やかな着尺とブローチが美しいのはテーマ「青い鳥」です。着物のイメージはオオルリ。まさにオオルリの美しいさえずりが聞こえてきそうです。ブローチの白い羽は、糸島の蚕からいただいた絹糸をていねいに製糸したもので作られています。

福岡シルクロード展 テーマ「春」
福岡シルクロード展 テーマ「春」

テーマ「春」では、春らしい博多帯、ストール、アクセサリーが並びます。桜の花びらがかわいらしいです。一足先に春の雰囲気を感じることができました。

福岡シルクロード展は、2022年2月13日から18日までの6日間、福岡市博物館内にある「はかた伝統工芸館」で開催しています。みなさまのお越しをお待ちしております。

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